
「ライトゲームロッドだと大きいは釣りあげられないの?」
「細いラインや軽い仕掛けでは限界があるのでは?」



「アジング用に買ったロッドで、もっといろんな魚を狙いたいんだけど」
実は、ライトゲームロッドでも十分に中型魚以上を釣ることは可能です。



確かに限界はあるかもしれないけど、大きい魚も釣ることは可能ですよ!筆者も40~50cmのマダイをはじめ、キジハタ・チヌ・ハモも1本で釣ってきました。
本記事では、「ライトゲームロッド1本」で中型魚まで対応できる釣り方を、実体験をもとにわかりやすく解説します。
- ライトゲームロッドで中型魚を釣るための考え方
- タックルバランスの調整方法
- ドラグ・底取りなどの実践スキル
この記事を書いた人:ジミー
- 釣り歴30年以上の釣り愛好家、祖父は漁師
- 幼少期から釣りに親しみ、年間を通して1タックル釣行を実践
- エサ釣りもルアー釣りも幅広くこなすマルチアングラー
「釣れるリアル」を届けたい。
初心者でも手軽に始めて、長く楽しめる。そんな釣りの楽しさを実体験に基づいて解説します。
ライトゲームロッドの選び方や汎用性に関して詳しくはこちら
▶【初心者向け】万能ライトゲームロッドの選び方と活用術|1本で何でも釣る入門ガイド 準備中
ライトゲームロッドで中型魚は釣れる
アジングやメバリングといった「小物狙い専用」に思われがちなライトゲームロッド。
しかし実際は、引きの強い中型魚も十分に狙える汎用性を持っています。



筆者自身も、タイをはじめキジハタ・チヌ・ヒラメ・ハモなど
ライトゲームロッドで釣ってきた実績があります。
「魚の引きを細いロッドで感じる快感」。
今回はその実体験をもとに、中型魚を視野に入れたライトゲームロッドの活用法をお届けします。
ライトゲームロッドで中型魚を狙うメリット・デメリット
とはいえ、ライトゲームロッド1本で中型魚まで視野に入れた釣りを展開する場合の
メリットデメリットを理解しておきましょう。
メリット
- 繊細なアタリを感知できる
- 魚の引きをダイレクトに楽しめる
- 軽量で操作性が高く、長時間使っても疲れにくい
- エサ釣り・ルアー釣りどちらにも対応可能
デメリット | 対応策 |
---|---|
ロッドが細く、強引なパワーファイトには不向き | ドラグをしっかり活用し、ラインを出しながらファイトする |
タックルバランスを誤ると扱いづらいことも | ロッドに適合する仕掛け重量、リールとラインのサイズ最適化 |
ドラグ操作など基本スキルが必要 | 実釣前にドラグ調整の練習をしておくと安心 |



デメリットは道具の使い方や組み合わせ、
釣り方の工夫でカバーできます!
ライトゲームロッドは確かにライトな設計ですが、「ライトだから釣れない」と決めつけるのは勿体ない。
むしろ、繊細さと汎用性を兼ね備えたロッドだからこそ「中型魚対応のロッド」としても活躍できるのです。


中型魚を釣るための“タックルバランス”という考え方
ライトゲームロッドで中型魚を狙うためには「ロッドだけ」ではなく、
道具全体のバランス設計(タックルバランス)が重要です。
タックルの概要
- ロッド
- リール
- ライン
- 仕掛け
それぞれの役割を考えて、組み合わせることでライトゲームロッドのポテンシャルを最大限に引き出します。
- 仕掛けの重さに幅広く対応できるロッドを選ぶ
- 軽いルアーと重めのルアーで“扱い方”を変える意識を持つ
- リール・ラインも“中型魚を見据えた仕様”でバランスを取る
① 適合ルアーウェイトが広いロッドを選ぼう
ロッドには「適合ルアーウェイト」という表記があります。
これは“この重さの仕掛けを快適に使えます”という目安で見ます。
この幅が広いロッドほど使える仕掛けの種類が多くなり、釣りの自由度が上がります。
例)適合ルアーウェイト:1.5〜14g



この範囲を超えると全く使えないか?というとそうでもなく、
使用していく中で感覚として判断していくものです。
② 軽い仕掛けと重い仕掛けでは“扱い方”を変える意識を持つ
同じロッドでも、仕掛けのサイズによって感度や操作感が大きく異なります。
ルアー重量 | 操作性 | 操作の工夫 |
---|---|---|
~5g | 繊細でダイレクトな操作感 | 竿先中心のチョンチョン操作が効果的 |
10~20g | ロッド全体に負荷がかかる | 腕全体でアクション/ただ巻き・リフトアンドフォールに向く |
「軽量仕掛けと重仕掛けは別物」と割り切り、操作方法を使い分けることが釣果アップのカギです。
③ リール・ラインも“中型魚を見据えた仕様”でバランスを取る
ライトゲームロッド1本で中型魚を視野に入れた釣りを展開するために、
リールとラインも中型魚を見据えて最適化しましょう。
筆者の実践セット(小型〜中型魚対応)
項目 | 推奨スペック |
---|---|
ロッド | 7~8ft/UL~Lクラス |
リール | 2500~3000番(スピニング) |
ライン(メイン) | PE 0.4~0.8号 |
ライン(リーダー) | フロロカーボン 3号前後 |



この構成で、40〜50cmのマダイをはじめ、
チヌ、キジハタ、イカ、ハモなど多数実績あり。
「ただ太くする・大きくする」ではなく、
ライトゲームロッドの繊細さと釣りごたえを損なわないようにバランスをとることです。
- ドラグ性能が良いリールを選ぶと、中型魚とのやりとりがより安心
- メインラインは小型〜中型までの仕掛けを意識したサイズを選択
- リーダーラインは根ズレや突っ込み対策も視野に3号前後が無難
ロッド単体だけでなく、リール・ラインも含めてタックル全体の“バランス設計”をすることで
ライトゲームロッド1本で多魚種を狙う「フリースタイル釣り」の土台が完成します。
セッティングについて詳しくはこちら
▶︎【初心者必見】万能タックルの使い方はセッティングが重要|仕掛けの組み合わせで釣り方自由自在!
「ドラグ」と「底取り」の基本スキル
タックルの準備が整ったら、次は「釣りの基本操作」へ。
ライトゲームロッドで中型魚とやりとりするには、ちょっとした操作スキルが結果を左右します。
ここで覚えておきたいのは以下の2つだけ
- ドラグ調整(魚とのやりとり)
- 底取り(魚のいる場所に仕掛けを届ける)
ドラグ調整の基本|やりとりを制するコツ
ドラグとは、リールに内蔵されており一定の負荷がラインに加わるとき糸を引き出す機能
魚が急に走ったり暴れたりしたときなどに、ラインやロッドの破損を防ぐ命綱のような役割を果たします。
- 目安は約1~2kg程度の引きに対して糸が引き出されるように設定(中型魚とのやりとりのため)
- 「手で引っ張ってジリリと糸が出る」くらい
- 必要に応じて、やりとり中に微調整も可能
例えば
魚種 | 引きの特徴 | ドラグの使い方の目安 |
---|---|---|
マダイ | 叩くような急な引き | やや弱めに設定しておく |
根魚 | 根に潜るような力強い引き | やや強めに設定しておく |



「ドラグが仕事してくれる」と安心してやりとりに集中できます。
「底取り」のスキル|仕掛けの着底を感じる
底取りは、ルアーや仕掛けを「魚のいる海底まで確実に届ける技術」。
仕掛けを投げたら、まずはラインの動きに注目。
- 糸の動きが“フッ”と止まる感覚が=着底の合図
- 「コン」「コツン」とした手元の感触=着底の合図
底を取るためのコツ
- 水深や潮の流れに応じてルアーや仕掛けの重さを調整
- 着底が不明瞭なら、重め(15g〜20g)に変えてみるのも効果的



特に根魚やマダイは海底に居るので底取りが超重要!
ライトゲームロッドを使って中型魚にもしっかり対応するために
ドラグ調整と底取りの2つをまず身につけましょう。
フリースタイル釣りで応用する方法
ライトゲームロッドを最大限に活かす方法、それが「フリースタイル釣り」です。
フリースタイル釣りは、道具に釣り方を合わせるスタイル
- 1本のロッド
- 1個のリール
- 1種類のライン
これらを合わせて、タックルの基本ベースを作る。
そして、釣り方は“仕掛けの交換”で自由に切り替えるというスタイルです。



このスタイルなら、ロッドやリールを何本も持たずに
様々な釣りジャンルに対応可能!
仕掛けローテーションだけで1日中釣りが楽しめる!
「ロッド1本で10種以上の釣りジャンルを切り替える」──
そんな“ロマン溢れる組み合わせ”を実現するのが、仕掛けのローテーションです。
時間帯ごとの仕掛けローテーション例
時間帯 | 釣りジャンル | 主なターゲット魚種 |
---|---|---|
朝 | ミドルゲーム | マダイ・コチ・青物など |
昼 | ちょい投げ or テンヤ | キス・チヌ・カサゴ |
夕~夜 | ジグ単(ライトゲーム) | アジ・メバル・セイゴなど |



釣り場の状況や季節に合わせて仕掛けを変えるだけで、
1日の中でも五目釣りのような楽しみ方が可能になります。
まとめ|1本のライトゲームロッドで釣りの幅はここまで広がる!
ライトゲームロッドは、ただ「軽い道具」ではありません。
“軽い・楽しい・釣れる”を両立できる、“1本でいろんな釣りができる”自由な釣りの中心軸になれる存在です。
- ライトゲームロッドでも中型魚まで対応できる
- 道具バランス+使い方で対応力が大きく変わる
- ドラグ・底取りなどの基本スキルが「釣れる確率」を引き上げる



あなたもぜひ、自分なりの“フリースタイル釣り”を
ライトゲームロッドから始めてみませんか?
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