【再利用】折れたロッドを分解してパーツを回収する話

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折れてしまったロッドの再利用について紹介します

選択肢としては

  • 修理に出す
  • 買取ショップで売る
  • 買い換える
  • 捨てる


修理するにしても保証期間外であれば高額になってしまう可能性がありますし
捨てるのももったいない
折れてるロッドって売れるのか?という疑問もありますよね

そこでもう一つの選択肢として
ロッドビルドのパーツとしてみれば有効活用できるのではと考えました
実際パーツ毎でみればまだまだ使えそうなものがあります
今回のロッドも新品で購入してから5年くらいは経ってるとは思いますが
まだまだパーツとして使えそうです

回収できそうなパーツ

  • ガイド (糸を通す)
  • ブランク (ロッド本体)
  • エンドキャップ (ロッドの一番後ろの部分)
  • フードナット (リールをロッドに固定するパーツ)
  • 金属パーツ 
記事の内容

ロッドを分解するメリットデメリットについて

分解するデメリット

  • パーツとして使うためにはロッドビルドの知識を勉強する必要がある
  • 分解に時間がかかる

分解するメリット

  • ロッドの構造がわかる
  • どんな素材や方法で作られているかがわかる
  • ロッドの知識が増える
  • ロッドビルドのパーツで再利用できる

この記事では折れたロッドの分解を実際に紹介します。
大まかにロッドがどういう作りになっているのか?折れたロッドもパーツとして使えるのか?
この辺がわかると思います

ロッドビルドをやってみるきっかけの一つになれればいいなと思いますので
是非読んで頂けたら嬉しいです

用意するもの

  • カッター
  • ペンチ
  • ニッパー
  • ライター
  • 他にもルーターやノコギリ、ヒートガンといった道具を用いて分解する方法もあります。 道具が豊富であれば分解も簡単にできると思います。
  • 安全を考慮する為にロッドを固定するバイスや手袋などを準備すると良いでしょう。
※工具を使用しますのでケガには注意して作業を行なってください

グリップの分解

エンドキャップを外す

1.接着剤で固定してありますので
グリップ部をカッターでコルクに切れ目を入れてからペンチで剥がしますが
今回はエンドグリップを持ってコネコネしたら綺麗に取れました
(たまたまコルク部分も半分ほど綺麗に取れたので再利用できそうです)

残ったコルクはブランクに傷をつけないようカッターとペンチで剥がします

2.金属パーツも接着剤で固定してあります
カッターをコルク部分との隙間に入れると簡単に取れましたが
ブランクに直接接着してあるパーツは取りにくかった為
ライターで温め少しづつ接着剤をカッターでこそぎ落とすことで外せました

(グリップとブランクの隙間埋めにスペーサーテープ が使われていました。)

フロントグリップを外す

1.リールシート付近のグリップです
こちらも同様にカッターとペンチで外します

リールシートを外す

1.リールシートは強固に接着してあるため再利用は考えず破壊します
カッターやニッパーで切れ込みを入れペンチで剥がします

(こちらはウレタン素材のようなものでリールシートとブランクの隙間を埋めてありました)

※ブランクについた接着剤はカッターで取り除きます
カッターを寝せすぎるとブランクも一緒に削るリスクがありますので注意が必要です

回収できたパーツ

ブランクに接着してある金属パーツで取れないものもありましたがいろんなパーツが
回収できました

  • 金属パーツ各種
  • ブランク
  • フードナット
  • リアグリップ(コルク)
  • エンドキャップ

ガイドの取り外し

ガイドを取り外す

1.ガイドはスレッドと呼ばれる糸で固定されその上からコーティング剤でしっかり固定してあります
コーティング剤は熱で軟化しますのでライターで軽く炙ります
この時の注意点としては

  • ガイド側から炙り直接ブランクを炙らない
  • 一気に長時間熱を加えないこと

ブランクを熱しすぎるとブランクの破損に繋がります
1回の炙り時間は1秒以内くらいで行いました

2.コーティング剤が温まり軟化した状態で素早くカッターで
削ります
この時ガイド側からガイド上のコーティングを削ることでブランクに傷をつけてしまうリスクを減らせます

3.ガイドが外れたら残りのコーティングは手で簡単に外すことができます
残ったコーティング剤はカッターをつかうことになりましたが
削る箇所が少ないこともあり慎重に行うことで綺麗に取れました

4.トップガイドも同様にコーティング剤を剥がしました
しかし今回はガイドがしっかり接着されていた為コーティング剤とスレッドしか外せず
さらに長時間熱してしまった結果先端で折れてしまいました..

※やはり熱しすぎはブランクの破損に繋がりますのでご注意ください

回収できたパーツ

  • ガイド(トップガイド以外)
  • ブランク(トップガイド分の先端が折れた)

まとめ:ロッドを分解してパーツを回収してみよう

今回は折れたロッドを分解してみましたが
ロッドビルドに興味がある方はロッドビルド入門編として、使い道に困っているロッドの分解に挑戦してみてはいかがでしょうか?
実際にやってみることでロッドがどのような作りなのか、どんなパーツで構成されているのかロッドに対する理解が深まると思います。

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