
「海釣り行こうと思うけど、何を準備すればいい?」



「釣りに行きたいけど、1日の流れがイメージできなくて不安…」
その不安は、5つのポイントを押さえることで解消できます。
- ①天候
- ②潮
- ③釣り方
- ④釣り場
- ⑤釣りの振り返り
この5つをチェックすることで、当日の釣果だけでなく長期的に安心して釣りを楽しむことができます。



まずは安全に釣りをして帰ること。そして、継続的に楽しむこと。
そのための「釣行スケジュール術」をまとめました!
この記事でわかること
- 初心者が安心して釣りに行ける“5つのチェックポイント”
- スケジュール作りで大切な流れと準備
- 釣行後に差がつく「次回につながる振り返り」の方法
この記事を書いた人
- 釣り歴30年以上の釣り愛好家、祖父は漁師
- 幼少期から釣りに親しみ、年間を通して1タックル釣行を実践
- エサ釣りもルアー釣りも幅広くこなすマルチアングラー
「釣れるリアル」を届けたい。
初心者でも、手軽に始めて、長く楽しめる。
そんな釣りの楽しさを、実体験に基づいて解説します。
①天候チェック|安全で快適な釣りのプランを確保しよう



「風が強すぎて仕掛けが飛ばされ、釣りにならなかった…」
釣りはアウトドアなアクティビティであり、自然のなかで育む遊びです。
そのため安全で快適に楽しむために天候チェックは必須ポイント。
天候確認のポイント(目安)
- 風の強さ(風速4m以上は注意)
- 波の高さ(1m以上は足場注意)
- 水温(15℃以上で活性アップが期待)
- 天気の種類(晴れ or 曇りが理想、雷は絶対NG)
- 気温(夏:熱中症対策/冬:防寒対策)
釣りは天気や気温だけじゃなくて風や波の高さ水温なども気にかけよう。



風が強い日は、山や建物の裏など“風裏ポイント”を選ぶと快適です。
おすすめアプリ:「タイドグラフBI」→ 潮・風・天気を一括で把握できる
②潮の動き|“魚が動くタイミング”をつかもう



「潮止まりの時間帯に釣りをして、全然魚が釣れなかった…」
海釣りをする上で釣果アップを狙うなら、潮の動きが魚の動きに影響することに着目。
3つのチェック要素
- 潮の流れ:上げ潮・下げ潮で魚の動きが変わる
- 干満差:水深の変化で魚の居場所が変わる
- 魚の動き:潮に合わせて餌を追う
潮を見極める基本ポイント
- 満潮・干潮のサイクル:約6時間ごと
- 潮止まり:潮があまり動かない時間帯
- 狙い目の潮:あげ潮/さげ潮の流れがあるタイミング



魚を探すときは潮の動きに注目するのが釣果を上げるポイントです!
潮の流れ
潮には満潮・干潮があり、潮の満ち引きで水が流れる方向が変わります。
- 上げ潮(満ちていく時) → 沖から岸に向かって流れる
- 下げ潮(引いていく時) → 岸から沖に向かって流れる
同じ釣り場だとしても、干潮・満潮によって潮の流れの方向や強さが変わります。



流れの方向や強さに着目することで、海の状況を見ながら
「仕掛けを左右どちらに投げるか?」魚の誘い方が変わります。
干満差(潮位の変化)
潮の満ち引きによって、水深が数十センチ〜数メートル単位で変化することがあります。(地域差あり)
- 満潮 → 水深が深くなり、プランクトンや小魚が岸側に移動
- 干潮 → 水深が浅くなり、魚が沖に移動



干潮時に「海底の地形(岩や砂地の境目など)」を観察しておくと、満潮時に魚が居付きそうな狙いめポイントのチェックができます。
魚の動き
潮の流れに合わせてプランクトンや小魚が移動するということは、それらをエサとする魚たちも一緒に移動する可能性があります。
魚はどんな動きをする?
- 潮に乗ってる小魚やプランクトンを追いかける積極的な魚
- 障害物(岩や堤防の影)に隠れてチャンスをうかがう戦略的な魚



満潮でも干潮でも潮が動き始めたらチャンス!
活性の高い魚を狙うイメージで仕掛けを投入してみましょう。
「潮が止まっている時間(潮止まり)は釣れにくい」ことを覚えておくだけでもOKです。
そのうえで、潮の流れ・干満差・魚の動きを観察すれば、釣果が一気に変わってきます。
チェック③:釣り方とターゲットをざっくりイメージしておこう



「どんな魚を狙うか決めていなくて、現地で迷って時間をムダにした…」
釣行前に「どんな魚を、どんな方法で狙うか」を軽く考えておくだけでも道具の準備がスムーズになり、
現場で迷わずスタートできます。



初心者のうちは完璧に決めなくても大丈夫!
ざっくりイメージするだけで十分です。
例えばこんな感じでOK!
- 「堤防でなんでもいいからエサ釣りを試したい」
- 「ルアーロッドで簡単に投げてみたい」
迷ったらシンプルな釣りがおすすめ
最初の1匹を狙うなら、まずはこの2つの釣りがお手軽でおすすめ。
- ちょい投げ釣り:キス、ハゼなど
- ウキ釣り:アジ・セイゴ・メジナなど
- ライトなルアー釣り:メバルやセイゴ(小型シーバス)など
参考記事
▶︎1人釣行も安心!初心者のための海釣り完全マニュアル|初めての1匹までマルチアングラーが完全サポート!


チェック④:釣り場選びと過ごし方



「足場が悪くて、釣りに集中できなかった…」
釣り場を探すときは、足場がしっかり整備してある漁港や堤防、釣り公園など
安全と釣りやすさを一番に意識しましょう。
まずは安心して集中できる釣り場を選び、現地の雰囲気を感じながら時間を過ごすことで釣りの楽しさを実感してください。
釣り場の選び方
釣り場選びの5つのチェックポイント
- 堤防・漁港の足場の高さと安全性
- 海面までの高さとタモの長さが合うか(でかい魚を想定)
- 潮位による地形の変化や魚の動き
- 自宅からの移動時間と混雑予測→ 「休日は有名堤防が満員になることも」
- 常夜灯の有無(夜釣りをする場合)→「アジやメバル狙いならプラス要素」



Google Earthや釣り場情報サイトで現地の雰囲気、駐車場や周辺施設(トイレ)の有無も見ておくと安心です!
釣り場での過ごし方
釣り場にはいろんな方が釣りをされています。
初めのうちは小難しいと感じることもありますが、少しの気配りができれば大丈夫です。
チェックポイント
- 先客がいるときは、海面をライトで照らさない(魚が散る+迷惑)
- 人気の釣り場では、譲り合いや声かけでトラブル回避



公園やカフェで過ごすように、
ちょっとした気配りで快適で楽しく釣りができます。
チェック⑤:釣行後の振り返りで次回の釣果UPにつなげる



「道具を洗わずに放置して、次の釣行で錆びて使えなくなった…」
釣りは帰宅してからの振り返りも重要で、次につながります。
釣りのあとにやるべき2つのこと
- 道具のメンテナンス
- 釣り内容の振り返り
道具のメンテナンス
海水はサビ・ベタつきの原因に。
できれば当日中に水洗いを行い乾燥まで済ませるのが◎です。
釣り内容の振り返り
- どこのポイントで釣れたか?
- どんな釣り方で釣れたか?
- どんな魚がいたか?
- どんな地形?
- 釣り場の雰囲気はどうだったか?
- どんな人がいた?
道具の手入れと少しの振り返りだけをすることで、
道具のトラブルを抑えて次回の釣行も同じように楽しむことができます。



釣れた日の経験も釣れない日の経験も
振り返ることで楽しい釣りの再現性UPにつながります。
まとめ:自然を読み、準備すれば釣果も楽しさも倍増!
釣り場を正しく選び、釣行後に片付け・振り返りをすれば、初心者でも次の一歩がスムーズになります。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 天候 | 風・波・水温・雷・気温を確認し、安全&快適を確保 |
| 潮と時合い | あげ潮・下げ潮・朝まずめ・夕まずめを狙おう |
| 釣り方 | 地形・ターゲット・時間帯で選択 |
| 釣り場 | 移動時間・足場・常夜灯・海面の高さ |
| アフターケア | メンテナンスと記録で“次回に活かす” |
「安全に釣る → 気持ちよく楽しむ → 次に活かす」
この流れを習慣にすることが、長く釣りを楽しむコツです。
釣果に恵まれるかは、「当日」よりも「事前準備」にかかっていることも多いです。
ぜひ、この記事を“出発前のチェックリスト”として活用してください!
関連リンク:
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