【未経験・初心者向け】堤防や漁港での海釣りお手軽ガイド|歴30年の釣り人が解説

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  • 釣りって挑戦するハードル高そう。
  • 必要なものが分からないし、準備とか大変そう。
  • とりあえず一回お試しで海釣りしてみたいけど不安。

釣りをやってみたくても何から手をつけていいのか分からず挑戦できずにいませんか?

実はまったくの初心者でも簡単な手順で気軽に海釣りを始める方法があります。

それは興味を持ったきっかけから始める方法です。なぜなら「きっかけ=目的」になるからです。

あなたの「きっかけ=目的」はなんですか?

例)釣りをしてみたくなったきっかけ
  • 居酒屋でおいしい魚を食べて自分で釣って食べたくなった
  • キャンプの予定を立てているときに釣りが候補に上がった
  • 好きな人が釣り好きと知って仲良くなれるチャンスと思った
  • 魚釣りのSNSの写真がかっこよくて自分もやってみたいと思えた
  • 釣りをしている人が楽しそうだった

きっかけに近いものを下記の4つから1つ選ぶことで他の3つもスムーズに決まります。

きっかけにあてはめるのが難しいときは1番興味のあることを選んでみてください。

釣りをするときに決める4つのこと
  1. 釣りたい「
  2. 釣りをする「場所
  3. 釣り方(ジャンル)」の種類
  4. 釣り道具

この記事では「きっかけ=目的」に合う海釣りの始め方を体系的に解説します。

この記事を読めば全くの釣り初心者でも自分の状況に合った手順で海釣りを始めることができます。

この記事でわかること
  1. 「きっかけ=目的」は何か?
  2. 事前に知っておきたい基礎知識
  3. 道具の準備について
  4. 釣りにかかる費用の目安について
  5. 道具のセッティングについて
  6. 最初に身につけたいスキルについて
  7. 釣り場の安全について
  8. 釣り場で心がけたいこと
  9. 釣り関連情報

記事を書いた人

  • 釣り人歴は約30年
  • おじいちゃんが漁師
  • おじいちゃんと父に釣りを教わる

今はメインでショア(岸)からの海釣りをやっています。
季節ごとにいろんな魚を釣って美味しくいただくことが出来ています。

記事の内容

「きっかけ=目的」は何か?

まずは「釣りをするときに決めること」があることを覚えてください。

これは目的の魚を釣るために必要なことです。

釣りをするときに決めること
  • 釣りたい「
  • 釣りをする「場所
  • 釣り方(ジャンル)」の種類
  • 釣りの「道具

何となく釣りをやってみてもいいかなと思えたきっかけがあると思います。

そのきっかけを「釣りをするときに決めること」のいずれかに当てはめることでスムーズに計画を立てることができます。

上記4つのうちあなたの中で優先したいと思うことはなんですか?

なぜ1つでいいのか?

1つが決まることで残りの3つも自然と決まるからです。

釣りしたいと思ったきっかけは人それぞれです。自分の状況にあったやり方を選んでください。

釣りたい魚」を優先する始め方

こんな人におすすめ
  • 釣りたい魚がいる人
  • 食べたい魚がいる人

釣りたい魚を優先した場合、釣り方が確立されている魚であれば手順はスムーズに決まります。

具体的な手順は

STEP
釣りたい魚が決まっている

メバルが釣りたい

STEP
メバルが釣れる釣り方を決める

ウキ釣りをする

エサ釣り:ウキ釣り、マイクロテンヤ

ルアー釣り:メバリング

STEP
必要な道具を揃える

ウキ釣り仕掛けが扱える釣り具を準備

STEP
場所を決める

外灯のある堤防

例)外灯のある堤防、外灯のある漁港、潮の流れがある堤防

STEP
釣りに行ってみる

夜に外灯のある堤防で光に集まってきているメバルを狙ってウキ釣りする。

海で釣れる魚はいろんな種類がいて季節が変われば釣りやすい魚も変わります。
季節ごとに狙いの魚を変えて旬の魚を釣る楽しみ方もできます。

堤防から釣れる魚

例えば以下の魚は初心者でも狙いやすいのでおすすめです。

キス

  • GWの時期ぐらいから岸から狙うことができる。
  • 数釣りも楽しめる魚。
  • 砂浜や砂地のある堤防で手軽に狙えます。
  • 家族イベントでキス釣りに出かけるのもおすすめ。
  • 天ぷらがおいしい

キスの釣り方はこちら→

【初心者必見】堤防や漁港のキスを釣る|ルアーロッド1本で2種類の仕掛けを使い分ける方法

アジ

  • 夏休みシーズンは小アジの数釣りも楽しめます。
  • 秋になるとサイズも大きくなって釣りごたえがあります。
  • 漁港や堤防で手軽に狙えるので初心者でも挑戦しやすいです。
  • 日中でも夜でも狙えます。
  • エサ釣りでもルアー釣りでも釣れる。
  • 刺身や南蛮づけ、フライも美味しい。

詳しいアジの釣り方はこちら→

【初心者必見】万能ルアーロッドで堤防や漁港のアジを釣る方法3選|エサでもルアーでも

カサゴ

  • 年中狙える魚です。
  • 堤防から10cm〜20cmくらいのサイズが釣れ、ときに30cmほどの大きい個体が釣れることも。
  • 障害物についていることが多いので岩場の間や堤防沿いの底付近を狙ってみましょう。
  • エサ釣りやルアー釣りでも釣れる。
  • 煮付けや唐揚げ、塩焼きも美味しい。

詳しいカサゴの釣り方はこちら→

【初心者必見】万能ルアーロッドを使用して堤防や漁港のカサゴを釣る方法5選

そのほかにも全くの初心者でも手軽に狙える魚をまとめました。

釣りをする場所」を優先する始め方

こんな人におすすめ
  • 海でキャンプする人
  • 海に遊びに行く人

目的地を優先する場合あらかじめその場所でどんな魚が釣れるか知っていることが大事です。

具体的な手順は

STEP
行く場所が決まっている

例)砂浜のあるキャンプ場

STEP
釣れる魚を決める

例)その場所ではキスが釣れるらしい

STEP
釣り方を決める

例)ちょい投げ釣り

STEP
必要な道具を揃える

例)ちょい投げ仕掛けが扱える道具を準備する

STEP
釣りに行ってみる

砂浜でちょい投げ釣りでキスを釣って食べよう

釣れる魚のリサーチ方法
  • 釣りをする地域の釣具屋で聞く(釣れている場所や釣果情報を掲示している釣具屋もあります)
  • インターネットを使って地域名や場所で調べる(地域名+堤防、地域名+漁港+釣り方 など)

GWや夏休み、シルバーウィークは魚釣りも楽しい時期です。
堤防や漁港がある場所は立ち寄りやすく釣りがしやすいので初心者の方にもおすすめです。

ジャンル(釣り方の種類)」を優先する始め方

こんな人におすすめ
  • 釣り番組やYouTubeで面白そうだなと思ったジャンルの釣りがある人
  • 好きな芸能人がやってる同じジャンルの釣りをやってみたい人

釣り方を優先する場合狙える魚や必要な釣具も絞られてくるので計画が立てやすいです。

具体的な手順

STEP
やってみたい釣り方を決める

アジング(ライトゲームの一種。)

例)アジング、エギング、ショアテンヤ

STEP
狙いの魚

例)アジ

STEP
必要な道具を揃える

例)アジングができる竿、リール、ライン、仕掛けを準備

STEP
場所を決める

例)夜の外灯がある堤防

STEP
釣りに行ってみる

外灯の灯りに寄ってくるアジをアジングで釣る

初心者でも手軽にできる釣り方を一部紹介します。

ジャンル(釣りの種類)

エサ釣りからルアー釣りまでいろんなジャンルがあるので自分に合う釣りを探してみましょう。

「釣り道具」を優先する始め方

こんな人におすすめ
  • 道具があった方が釣りをしているイメージがしやすい人
  • とりあえずやってみたい人
  • いろんな釣りを経験したい人

道具を優先する場合は万能タイプの釣具を揃えることでジャンルや釣る魚によって釣具を変えなくてもある程度カバーできるのでコストを抑えていろんな釣りを楽しむことができます。

一般的には釣り方(ジャンル)が変われば釣具も変えますが、その度に必要な釣り具を一から買い揃えるとなるとお金もかかるし管理も大変です。

以下の3つは釣具の中でもお金がかかります。

3つの釣具が万能タイプのものあればで釣る魚やジャンルが変わったとしても柔軟に対応することができます。

あとは仕掛けを変えるだけでいろんな釣りを楽しむことができます。

具体的な手順

STEP
道具を準備する

例)大物がかかっても大丈夫なようにシーバス用の道具を揃える

STEP
魚を決める

例)タイやヒラメ狙いだけどシーバス用の道具なら強度的に大丈夫

STEP
釣り方を決める

ショアテンヤの仕掛けならシーバスロッドを代用して出来る

例)ミドルゲーム、ショアテンヤ、シーバスゲーム、エギン

STEP
場所を決める

例)潮がよく流れる堤防

STEP
釣りに行ってみる

潮通しがいい堤防でシーバス用の道具でタイを釣る

万能釣具を使っていろんな釣りをすることに興味がある人は以下の記事で詳しく解説しています。

【初心者必見】万能な釣具1セットで十分|海釣りをフリースタイルで楽しむマルチアングラーを目指す!

まずは優先すべき目的を決めよう

  • 「釣りたい魚」を優先する
  • 「釣る場所」を優先する
  • 「釣り方」を優先する
  • 「釣り道具」を優先する

スムーズに釣りの計画を立てることができ、具体的に釣りをしている自分をイメージすることができます。そして何より目的を持って狙った魚が釣れたときの楽しさは最高の思い出になります。

事前に知っておきたい基礎知識

優先順位が決まったら事前に基礎知識を知っておくことで魚を釣る確率を上げることができます。

岸からはこんな魚が釣れる

岸から釣れる魚は大きく分けて2パターンあります。

回遊魚:沖から回遊してくることで岸から釣ることができます。

例としてはアジ・スズキ(シーバス)など潮に乗って餌を求めて回遊して堤防や漁港などに入ってきます。

居着きの魚:特定の場所に住み着いている魚です。

岩場を住処にしているカサゴやハタなどがその一例です。

岸から釣れる魚の一覧(実際に釣ったことのある魚)

こんな場所でできる

釣りができる場所
  • 堤防
  • 釣り公園
  • 漁港
  • 砂浜 など

魚を釣るには場所が重要です。なぜなら場所によって釣れる魚が違うからです。

岩場ならカサゴやハタなどが狙えるし、砂地であればキスやヒラメなどが狙えます。

釣りたい魚と場所が合っていないと、いない魚を狙って釣り糸を垂らすことになります。
事前に釣りたい魚と場所をリサーチすることが重要です。

リサーチ方法

  • 釣りをする地域の釣具屋で聞く(釣れている場所を釣果情報とともに掲示している釣具屋もあります)
  • インターネットを使って地域名や場所で調べる(地域名+堤防、地域名+漁港+釣り方 など)

釣り禁止の場所もあるので地域のルールに合わせて場所を選びましょう。

こんな釣り方がある

岸からできる釣り方には大きく分けて2つあります。

エサ釣り:エビやイソメと呼ばれる虫などをエサとして魚を釣る方法。

例)ちょい投げ釣り、ウキ釣り、サビキ釣りなど

ルアー釣り:ルアー(疑似餌)という仕掛けを使って魚を釣る方法。

例)アジング、メバリング、エギングなど

ジャンル(釣りの種類)
  • ライトゲーム
  • ミドルゲーム
  • SLSJ(スーパーライトショアジギング)
  • マイクロテンヤ
  • ちょい投げ釣り
  • サビキ釣り
  • 探り釣り
  • ウキ釣り
  • ショアラバ
  • ショアテンヤ
  • シーバスゲーム
  • エギング など

季節によって釣れやすい魚・釣れづらい魚がいます

魚の習性によって季節ごとに釣れやすい魚・釣れづらい魚がいます。
魚の習性を知っていればいつの季節に釣りたい魚が岸に寄ってくるかを予測することができます。

例えば魚が産卵するタイミングで岸に近づくパターンです。天敵から離れてなるべく安全な場所で産卵するために浅場や隠れやすい障害物などに寄ってきます。

魚の習性を知り、行動パターンをつかむことで狙いの魚を釣る確率を上げることができます。地域の釣果情報と合わせて覚えておきましょう。

日中に釣るか?夜に釣るか?時間帯を決めよう

時間帯によって釣りやすさ釣れる魚が変化します。

  • 日中釣れる魚
  • 夜釣れる魚
  • 時間に左右されない魚

魚の種類によって活発に動く時間帯が異なることがあるからです。朝釣れる魚は朝ごはんを食べている魚、夜釣れる魚は晩ごはんを食べている魚といった感じです。

自分が釣りたい魚がどの時間帯に釣れるかをリサーチしましょう。

とくに魚が釣れやすい時間帯があります。

  • 朝まずめ(日がのぼる時間帯)
  • 夕まずめ(日が暮れる時間帯)

まずめの時間帯は魚の活性が上がっています。魚がバシャバシャと跳ねてる光景が見れたり、魚からの反応が多くあったりと実際にその時その場にいると体感することができます。

昼夜どちらも釣れる魚の例
  • アジ
  • スズキ(セイゴ)
  • メバル
  • イカ など

海釣りでは潮の満ち引きも釣果に影響します

潮が満ち引きすると水深が浅くなったり深くなったりと環境が変化するので釣果にも影響が出ます。

潮の満ち引きによってできる流れにのってエサとなるプランクトンや小魚が現れて魚の活性も上がります。

活性が上がっているときを狙うことで短時間でも釣果を出すこともできます。

潮の満ち引きチェックは海釣りの基本です。

確認方法は

  • 潮見表
  • インターネットで検索

計画を立てるときにわからないことがあればこちらの記事を参考にしてください。

道具の準備について

メインの釣り具は大きく4つに分けることができます。

これらの道具を一つに組みあげることで釣りができます。(組み上げたものを「タックル」と呼びます。)

  • 釣竿(ロッド)
  • リール
  • ライン
  • 仕掛け(ルアー)

ロッド(竿)

仕掛けを海に投げ入れたり魚を釣り上げるために必要な道具です。

竿の種類ごとに特徴があり扱える仕掛けに違いがあります。

竿の種類
  • 磯竿
  • エギングロッド
  • シーバスロッド
  • ライトゲームロッド
  • 汎用竿 など

1本でいろんなジャンルの釣りを楽しめるコスパの良い万能竿もあります。

リール

仕掛けを遠くに投げたり回収するのに使います。

より遠くの場所や深いところに仕掛けを投げ込むためには必須の道具で、使いこなすことで釣りの幅が広がります。

ドラグという機能があり、魚が釣れたときのラインや竿、仕掛けへかかる負荷を調節することができます。ドラグを活用することで思わぬ大物がかかっても対応して釣ることができます。

リールは大きく分けてスピニングタイプとベイトタイプがあります。

リールの種類
  • ベイトリール
  • スピニングリール

未経験・初心者の方は仕掛け(ルアー)を投げやすく扱いやすいスピニングリールをおすすめします。

スピニングリールのサイズは〜番のように呼びます。数字が大きくなるにつれてサイズが大きくなります。最初のリールで選ぶのであれば2500番3000番が扱いやすく複数ジャンルに使えて万能です。

ライン

魚と自分を繋ぐ重要な役割があります。魚を釣るためにはラインがないと成立しません。

ラインの種類
  • PEライン
  • ナイロンライン
  • フロロカーボンライン
  • エステルライン

種類別にメリットデメリットがあるので釣り方や魚、道具に合うサイズを考慮して選びましょう。

仕掛け

ルアーや釣り針などのことを指します。

仕掛けの種類
  • ウキ
  • サビキ仕掛け
  • ちょい投げ用仕掛け
  • ルアー   など

種類がたくさんあって魚や釣り方、道具によって使い分けます。

最低限あった方がいい道具

  • ハサミ
  • タオル
  • ビニール袋やジップロック
  • 水汲みバケツ

ハサミ

釣り場では使う機会が多いです。

  • 仕掛けづくりでラインを切る
  • 仕掛けのパッケージを開ける

タオル

エサ釣りの場合はとくに手を洗う機会が多いです。
素手で魚を掴むと怪我をする恐れもあるので安全を考えるとあると便利。

ビニール袋やジップロック

ゴミを捨てたり、魚を持ち帰るときに活躍します。

水汲みバケツ

堤防や漁港では手を伸ばしても水をすくうことができない高さの場所もあります。ヒモ付きの水汲みバケツがあると便利です。

お役立ち道具

上記の釣具と道具があればとりあえず釣りできますが、持っていると便利な道具が他にもいろいろあるのでご紹介します。

海釣りで役立つ道具
  • プライヤー
  • クーラーボックス
  • 魚つかみ(フィッシュグリップ)
  • サングラス
  • たも網
  • ヘッドライト
  • 道具ケース
  • カート

プライヤー

魚から針を外したりハサミの代わりに使う。魚から釣り針を外すとき針が手に刺さるリスクを抑えられる。

クーラーボックス

魚の鮮度を保って持ち帰りたいときの必須アイテムです。魚以外でも食べ物や飲み物を入れて持って行けるのでとくに夏場は重宝します。

魚つかみ(フィッシュグリップ)

魚を掴むための道具。素手で触りたくない方は持っておくと便利。

サングラス

目への負担が軽減できます。さらに偏光グラスを選べば海の中が見えやすくなり水中の様子が見れて釣りに有効にはたらきます。

たも網

魚をすくうための網です。
大物が釣れた時に竿だけで魚を引き上げると竿が折れてしまう恐れがありますが、たも網があれば余裕を持って魚を引き上げることが出来ます。高い堤防では長いたも網を持っていきましょう。

ヘッドライト

夜釣りで重宝するアイテムです。安全のためにも携帯しましょう。ヘッドライトがない場合は懐中電灯を持っていきましょう。

  • 安全性アップ
  • 仕掛けを作る
  • 足場を照らす

道具ケース

釣具を管理できる道具ケースがあると便利です。
釣りに行く回数が増えると道具が増えてきます。釣り場に行ったら状況によって仕掛けをかえることもよくあります。

カート

移動が楽になる。

  • 釣り場まで長い距離を歩いて行かなくてはならないとき
  • 荷物を一度に釣り場まで運びたいとき

釣りにかかる費用の目安について

  • 釣り具代
  • エサ代
  • 交通費
  • 場所代(有料施設の場合)

どこん住んでいるのか?

どんなジャンルの釣りをするか?

によっても変わってきますが一つの目安にしてください。

釣り具代

道具は安いものから高いものまで幅広くありますが、上記の4つがあればとりあえず釣りはできます。

上記4つを合わせた予算の目安としては以下の通りです。

道具にこだわらないお試しでやってみたい人は⇨

  • 予算は~1万円程度
  • セット品や有名メーカー以外で揃える 。
  • もしくは中古品も視野に入れる。

これから釣りを趣味に考えている人は⇨

  • 予算は2万~3万程度
  • 初心者向けのエントリーモデルで揃える。

良い道具を使って本格的にやっていく人は⇨

  • 予算は3万円以上~無限大
  • 上質なハイエンドモデルで揃える。

釣具セットは安いものであれば5000円以下で買える

  • 道具選びに時間をかけたくない
  • 道具は安くてもいいので手軽に始めたい

という方には釣具セットという選択肢があります。

安いものであれば5000円以内で買うこともできます。

しかし安いにもかかわらず竿から仕掛けまで全部ついているとなると、長く使い続けるには強度的にも少しこころもとないでしょう。

とはいえセットになっているというお手軽さはとても魅力です。

エサ代

えさ釣りの場合はえさの準備が必要です。

  • 冷凍エビ
  • 活エビ
  • オキアミ
  • 魚の切り身
  • 撒きえさ

いろんな種類のえさがありますが、一回1000円〜2000円あれば十分遊べます。

交通費

ガソリン代や電車の運賃など

場所代

海釣りでは場所代を払う必要がある場合があります。

  • 有料の海釣公園
  • 海上釣り堀

釣り具のセッティングについて

揃えた釣具は組み上げを行いセッティングが必要です。

STEP
ロッドにリールをセットする
STEP
ラインをロッドのガイドに通す
STEP
仕掛けを結ぶ

早めに身につけたいスキル5選

以下のスキルは即効性があり身につけておけばいろんな釣りで使えるスキルです。

  1. キャスト
  2. 糸結び
  3. 底取り
  4. ドラグの使い方
  5. エサつけ

キャスト

釣りの基本的なスキルで仕掛けを海に投げる動作になります。

STEP
ラインを少し出してたらしを作る

たらしを作ることで仕掛けを投げやすくなる

STEP
ラインを指で押さえた状態でベールを起こす
STEP
投げる(オーバーヘッドキャスト)

振り子のように下から投げる方法もある

キャストに慣れてくれば遠投も可能です。

まずは飛距離30mキャストができれば、堤防からいろんな釣り方を楽しめます。

糸結び

こんな場面で必要
  • ラインをリールにセットするとき
  • 仕掛けを作るとき
  • ラインに仕掛けをセットするとき
  • リーダーラインを結ぶとき

ここでは結び方を3つ紹介します。
私も実際に使っている結び方で、簡単にできて強度もある結び方なので覚えておくと便利です。

  • 8の字結び
  • クリンチノット
  • SCノット

8の字結びの使用箇所

  • サルカンとの連結

クリンチノットの使用箇所

  • ルアーに結ぶとき、

SCノットの使用箇所

  • メインラインとリーダーラインを結ぶとき

底取り

仕掛けを海底まで送り込むスキルです。

底取りができると
  • 海底の状況がわかる
  • 水深が深いか浅いかの判断ができる
  • 底付近の魚を狙える
  • 魚を誘うアクションのバリエーションが増える

ドラグの使い方

リールについている機能のひとつでラインにかかる負荷を調節することができます。

リールの上部についているつまみを回して調整します。

ライン強度より軽めに設定することでラインが切れることなく適度にドラグで負荷をかけながら魚とのやりとりが可能になります。

エサつけ

釣りエサで一般的な「オキアミ」と「虫」の付け方を紹介します。とりあえずこの2種類知っていればいろんなエサ釣りで使えます。

魚が釣れないときの対処法

釣れないときにどうすれば魚が釣れるか?

これから紹介する対処法が有効かもしれません。困ったときは参考にしてみてください。

  • エサの種類や大きさが合ってない→エサを変える
  • その場所に魚がいない→場所を変える
  • 魚に警戒されている→釣り方のアプローチを変える
  • 魚のお腹が空いていない→活性のいい魚を狙う
  • 釣れる時間帯が合っていない→潮やまずめの時間を狙う

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釣り場での安全について

釣りは手軽にできるけど釣り場では危険なことが少なからずあります。

まずは下記を心がけて安全重視で釣りを楽しみましょう。

  • 知らない魚には触らないこと
  • なるべく足場がしっかりした場所で釣りをする
  • 人が密集した場所で釣りをしない
  • ライフジャケットを着用して安全対策

知らない魚には触らないこと

海にはいろんな魚がいます。スーパーでよく見るような魚だけでなく、知らない魚も釣れることがあります。よく知らない魚は素手で触らないこと。

毒を持っているかもしれないし、ヒレのトゲトゲや鋭いエラや鋭い歯で怪我をする恐れもあります。

釣れた場合はできるだけタオルやプライヤーやフィッシュグリップを使って安全に針を外しましょう。

釣り場で釣れることがある危険な魚を少し紹介します。

毒を持ってる魚

ゴンズイ
ヒレにとげがあるので注意。

アイゴ
ヒレにとげがあるので注意。

エイ
尻尾のギザギザのとげに注意。

毒はないが気をつけたい魚

タイ
歯、ヒレのとげ、鋭いエラに注意。

クロダイ(キビレ)
歯、ヒレのとげ、鋭いエラに注意。

カサゴ
ヒレのとげに注意。

シーバス(セイゴ)
ヒレのとげと鋭いエラに注意。

釣り場で心がけたいこと

釣り場にはローカルルールや暗黙のルールのようなものがあります。

難しく考える必要はなく、最低限自分がやられたら嫌なことはしないようにしましょう。

釣りに夢中になっていると忘れてしまいがちですが以下の2つは覚えておくと良いでしょう。

  • 場所取りは先着順が基本
  • 隣の人との間隔を詰めすぎない

場所取りは先着順が基本

釣り場には先に着いた人から優先的に場所取りをします。後からきた人に無理やり場所を横取りされたらいい気はしません。

行列で並んでいて横入りされたら腹が立つあの感覚に近いです。

とはいえ先に来た人が偉いわけでもありません。過度な場所取りも迷惑なので節度を持って釣りをしましょう。

釣り場はみんなのものなのでお互いに気持ちよく釣りができるように何でも有りではないことを覚えておきましょう。

隣の人と間隔を詰めすぎない

距離をとってお互い邪魔にならないように釣りをする。もしくは距離が近くなるのであればひとこと伝えてお互いに気持ちよく釣りができるようにしましょう。

距離の間隔は人それぞれですが、少なくとも5〜10m以上は開けた方がいいです。

トラブルの元になるので強引な場所取りは避けましょう。

未経験者・初心者でも思いっきり釣りを楽しもう

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

この記事を理解してもらったら全くの初心者の方でも魚を釣ることは可能です。(もし不明点やつまずくことがあればご質問ください。)

私は小さい頃から釣りが生活の一部で楽しい思いや悔しい思いたくさんしてきました。

私が経験してきたことを伝えることで役に立てる事があればとても嬉しく思います。

最後に一つだけ言わせてください。

釣りはとてもエモいです。思いっきり楽しんでください。

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