カサゴはエサ釣りでもルアー釣りでも釣ることができます。
この記事では1タックルで特徴の違う5つの仕掛けを使い分けて「堤防・漁港のカサゴ」を釣る方法を解説します。
- ルアー仕掛け(ライトゲーム)
- テンヤ
- マイクロテンヤ
- 胴つき仕掛け
- ブラクリ
この記事を読めば、初心者の方も異なる5つの仕掛けを使い分けてカサゴ釣りを楽しむことができます。
記事を書いた人
- 釣り人歴は約30年
- おじいちゃんが漁師
- おじいちゃんと父に釣りを教わる
今はメインでショア(岸)からの海釣りをやっています。
季節ごとにいろんな魚を釣って美味しくいただくことが出来ています。
普段からマルチアングラーとしていろんなジャンルの釣りを「フリースタイル」で楽しんでいます。
当ブログでは、1タックルで手軽に様々なジャンルの釣りを楽しむ「フリースタイル」を推奨しています。
タックル1つでなんでも釣るための道具はこちら。
→【マルチアングラーのタックルBOX】万能タックルの選び方とおすすめ道具|1タックルでなんでも釣る
アタリ⇨魚が仕掛けに反応することで手元に伝わる刺激のこと。
合わせ⇨魚が仕掛けに喰いついてきたときにロッドを立てて針をかけること。
キャスト⇨竿を振って仕掛けを投げること。
5つの仕掛けを使い分けるための万能なタックルを準備しよう
タックルとは? → 魚を釣るための道具一式のこと。
タックルは大きく分けて以下の4つのアイテム構成で成り立っています。
- ロッド
- リール
- ライン
- 仕掛け
万能な道具でタックルを組むことで「ロッド・リール・ライン」を固定で使い回し、仕掛けを変えるだけで手軽にジャンルの変更が可能になります。
そのため状況に合わせて5つの仕掛けを使い分けることができるのです。
仕掛けの特徴を知っていれば万能なタックルを準備できる
今回のようにカサゴを1タックルで5種類の仕掛けを扱って釣るときは、目安として以下の内容をクリアしておきましょう。
- 5g以下の軽い仕掛けが操作性良く扱えること
- 手元で仕掛けの動きを感じられること
- 〜20g程度の仕掛けが扱えること
- 長い仕掛けを扱えること(1.0〜2.0m程度)
なぜなら
ライトゲーム(ルアー仕掛け)やマイクロテンヤは軽い仕掛けを使うので手元で仕掛けの感覚がわかりづらいです。軽い仕掛けの操作感がわかりやすい道具を選ぶことで、快適に釣りを楽しむことができます。
ブラクリや胴つき仕掛け、テンヤはライトゲームやマイクロテンヤに比べ重い仕掛けを扱います。使用できるルアーウェイトの幅を意識することで、操作性を損なわずに釣りを楽しむことができます。
胴つき仕掛けは長いので「仕掛けの長さ<ロッドの長さ」の関係を保つことで操作性を損なわずに楽しむことができます。
「操作性・感度・長さ・ルアーウェイトの幅」を満足できるメバリングロッドやライトゲームロッドが適してます。
5つの仕掛けを1タックルで使い回すときの「ロッド・リール・ライン」
5つの仕掛けに対応するタックルの目安です。
ルアーウェイト目安 | ロッド(竿)~20g |
リール | 2000番~C3000番 |
ライン | PE0.4〜0.8号 |
大物がかかったときにも対応できるようなセッティングになっています。
ロッド(竿)
ソアレS80UL+-S(シマノ)
- 3g以下の軽い仕掛けに対応しながら、10g以上のルアーも扱える汎用性が魅力。
- ライトゲームロッドながら8ftの長さ
- カーボンモノコックグリップで感度強化
リール
- シマノ ミラベルC3000 HG
- 軽い
- パワーがある
- ライトセッティングからミドルセッティングまで幅広く対応可。
HGギアなのでハンドル1回転の巻き上げ長さが大きい。なので魚を繊細に誘う際は、ハンドルを回すスピードはゆっくりを意識すること。
ライン
- シマノ ピットブル(コスパ重視)
- シーガー(安心の強度)
狙う魚の大きさに合わせて、サイズを選びましょう。
カサゴを釣るための仕掛け5選
カサゴは以下の5つの仕掛けで釣ることができます。
- ルアー仕掛け
- テンヤ
- マイクロテンヤ
- 胴つき仕掛け
- ブラクリ
ルアー仕掛け(ライトゲーム)
タックル | 選び方 |
ロッド | 操作性、感度を重視することで釣りやすい。 |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PEライン |
リーダーライン | PEライン使用時 |
仕掛け | ジグヘッド+ワーム、小型のメタルジグ |
- 沈むスピードを変えたいときは仕掛けの重さを変えてみてください。
- 仕掛けが軽すぎて操作感がわからないときは、仕掛けはより重くしてみてください。
- それでもわからないときはラインを常に張った状態で沈めることで、仕掛けの重みを感じとりやすくなります。
カサゴ以外にもアジやメバルなども狙える仕掛けです。
テンヤ
タックル | 選び方 |
ロッド | 操作性、ルアーウェイトの幅を重視 |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PEライン |
リーダーライン | PEライン使用時 |
仕掛け | 水深や流れの中でもぎり底が取れる重さ。堤防だと4号を基準にしてます。 |
えさ | 活エビ、冷凍エビ |
底付近にいる魚を釣るためにまずはテンヤが底に着く感覚を身につけることが重要になります。
仕掛けの動かし方は以下の通りです。
- 底についてからのリフトアンドフォールの繰り返し
- 海底でのストップ&ゴー
- 海底で止める
仕掛けのフォール中や底で止めてるときに当たってくることが多いので集中してアタリを待ちましょう。
カサゴ以外にもタイやチヌ、マゴチやヒラメ、イカやタコも狙えます。
詳しい釣り方についてはこちらの記事をどうぞ
ライトゲームロッドを使ったショアひとつテンヤの始め方徹底解説
マイクロテンヤ
タックル | 選び方 |
ロッド | 穂先は柔らかい方が扱いやすく釣りやすい。 |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PEライン |
リーダーライン | PEライン使用時 |
仕掛け | 水深や流れの速さの中でもぎりぎり底が取れる重さ。 |
エサ | イソメ |
マイクロテンヤやジグヘッドにエサをつけて釣ります。
- 沈むスピードを変えたいときは仕掛けの重さを変えてみてください。
- 仕掛けが軽すぎて操作感がわからないときは仕掛けを重くしてみてください。
- それでもわからないときはラインを張った状態にすると仕掛けの重みを感じれて操作しやすくなります。
カサゴ以外にもセイゴやメバル、タイやキスも狙うことができます。
胴つき仕掛け
タックル | 選び方 |
ロッド | 穂先は柔らかい方が扱いやすく釣りやすい。 |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PEライン、ナイロンライン |
リーダーライン | PEライン使用時 |
仕掛け | 海底付近を狙う釣りなので底が取れる重さ。 |
エサ | イソメ、オキアミ |
ラインがゆるんで仕掛けが絡まるトラブルを避けるために、仕掛けの長さ<ロッドの長さを保持しましょう。
カサゴ以外にはカワハギやセイゴなども狙えます。
ブラクリ仕掛け
タックル | 選び方 |
ロッド | 穂先は柔らかい方が扱いやすく釣りやすい。長さを重視。 |
リール | 2000番~3000番 |
ライン | PEライン、ナイロンライン |
リーダーライン | PEライン使用時 |
仕掛け | 海底付近を狙う釣りなので底が取れる重さ。 |
エサ | イソメ、さばの切り身 |
テトラの隙間や堤防の際など足元での釣りが多いので、ロッド(竿)の長さは長すぎず操作性を重視することで釣りしやすいです。
堤防・漁港のカサゴはこういうポイントを狙おう
カサゴは日中でも夜でも釣れます。
その上で狙うポイントを紹介します。
- テトラ周辺
- 堤防沿い(ヘチ)
- 敷石周辺
- ゴロタ場
- 沈み瀬
海中の障害物があるポイントにいることが多いのでいろいろ狙っていきましょう。
テトラ周辺
テトラポッドの隙間やテトラポッド周辺に居ついていることがあります。
おすすめ仕掛け:ブラクリ、胴つき仕掛け
堤防沿い(ヘチ)
堤防の岸壁に居ついていることがあります。
おすすめ仕掛け:胴付き仕掛け、ルアー仕掛け、マイクロテンヤ、ブラクリ
敷石周辺
海の中に積んである敷石から沖に向かって急に深くなっているところに居ついていることがあります。
おすすめ仕掛け:ルアー仕掛け、マイクロテンヤ
ゴロタ
ゴロゴロした石がたくさんある場所で石の間や沖に向かって急に深くなっているところに居ついていることがあります。
おすすめ仕掛け:ルアー仕掛け、マイクロテンヤ
沈み瀬
海の中に沈んでいる岩場の隙間やその周辺に居ついていることがあります。
おすすめ仕掛け:ルアー仕掛け、マイクロテンヤ、テンヤ
まとめ
今回の5つの仕掛けは初心者の方でも手軽に出来るものばかりです。
1タックルで異なる5つの仕掛けを使い分けるためには以下の4点を意識した道具選びがポイントです。
- 5g以下の軽い仕掛けが操作性良く扱えること
- 手元で仕掛けの動きを感じられること
- 〜20g程度の仕掛けが扱えること
- 長い仕掛けを扱えること(1.0〜2.0m程度)
5つの仕掛けを駆使して、堤防・漁港のカサゴ釣りを楽しんでください。
今回のカサゴ釣り以外にも1タックルでいろんな釣りをしたい方にはこの記事がおすすめです。
→【マルチアングラーのタックルBOX】万能タックルの選び方とおすすめ道具|1タックルでなんでも釣る
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